Luc Cohen
[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米検察当局は8日、ベネズエラのマドゥロ前大統領と妻のシリア・フロレス氏について、同国での権力維持のために政敵や米国人を拷問したとされる容疑で追起訴した。
マンハッタン連邦地裁に提出された追起訴状によると、両氏はこれまでの麻薬密売罪に加え、拷問共謀罪の新たな容疑で起訴された。
検察側によると、ある事例では、マドゥロ氏は2013年に、クーデターを企てた疑いのあるベネズエラ軍将校の逮捕を命じたという。その後、ベネズエラ軍の防諜局員らは、同将校を尋問する際に、通電した電線で約20回にわたり感電させたほか、手足を縛って数分間つるしたという。
また起訴状によると、22年にはベネズエラ入国時に拘束された米国人が、マドゥロ氏の暗殺を企てたとして告発され、軍の防諜要員から殴打されたほか、腕や脚、性器に電気ショックを加えられるなどの拷問を受けた。
マドゥロ氏の弁護団は、コメント要請に直ちには応じなかった。
マドゥロ氏夫妻は1月、首都カラカスの自宅で米軍に拘束され、麻薬密輸の罪でニューヨークに移送された。公判は27年6月1日に始まる予定で、両氏は無罪を主張している。