Wayne Cole

[シドニー 6日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では豪ドルが対米ドルで上昇。豪ドルは対ニュージーランド(NZ)ドルと対ユーロでも需要が高まった。

豪ドルは0.3%高の0.6968米ドルで推移し、13週間ぶりの安値である0.6904米ドルから反発した。上値抵抗線は0.7010米ドル付近、主要な下値支持線は0.6867米ドルにある。

政治的な懸念によりユーロが2024年後半以来の安値である1.6061豪ドルまで下落したことで、豪ドルは間接的な押し上げ効果を受けた。

また、豪ドルはオーバーナイトでNZドルに対し0.6%上昇し、1.2464NZドルをつけ、直近の高値である1.2488NZドルに近づいた。

豪10年債利回りは15年ぶりの高水準に近い5.408%まで上昇したが、依然として米国債を上回るパフォーマンスを示している。スプレッドは1カ月前の39ベーシスポイント(bp)から10bpまで縮小した。

オーストラリアの財政赤字と公的債務は米国を大幅に下回っており、また、米国債からの分散投資を求める中央銀行からの需要も豪国債に集まっている。

NZドルは、オーバーナイトで10カ月ぶりの安値である0.5581米ドルを付けた後、0.5598米ドルで横ばいとなっている。この水準は昨年11月の安値と一致しており、これを割り込むと0.5485米ドルに下落する可能性が強まる。

民間シンクタンクのニュージーランド経済研究所(NZIER)が6日発表した第3・四半期の‌企業信頼感は改善した。業況全般が​改善すると回答した企業の割合が差し引き43%となり、前四半期の8%から上昇し、NZドルの限定的な下支えとなった。

しかし、現在の景気動向を示す指標は弱含んでおり、10月28日の会合でNZ準備銀行(中央銀行)が再び利上げを行うかどうかについて、投資家の見方は分かれている。

スワップ市場は、25bp利上げの可能性を約58%と示唆しているが、12月の利上げについてはすでに十分に織り込まれている。

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