Maki Shiraki

[東京 6日 ロイター] - スズキは6日、初の軽乗用車の電気自動車(EV)「eスカイ」を212万円から販売すると発表した。軽EVでは最安値となる。中国の比亜迪(BYD) が7月に発売した「ラッコ」は214万5000円からで、2万5000円安い。中国を中心とする海外に比べて普及が鈍い国内のEV需要創出を狙う。

スズキは国内の軽乗用車市場を開拓してきたが、BYDが海外勢で事実上の本格参入となるラッコを軽のEVとして最安値で投入したため、eスカイの価格が注目されていた。11月16日から販売を始める。3グレードを用意し、販売計画は月1000台。

鈴木俊宏社長は同日の発表会で「少ない電気でたっぷり走れる。ゆとりある航続距離を実現した」と述べた。国内乗用車EVトップの電費(交流電力量消費率)により「5分の急速充電で約50キロメートル走ることができ、週末のちょっとした遠出にも安心だ」と語った。

eスカイの交流電力量消費率は97Wh/kmで、日産自動車「サクラ」の124Wh/km、ホンダ「NーONE e:(エヌワンイー)」の105Wh/km、BYD「ラッコ」の120Wh/kmよりも良い。eスカイの航続距離は310kmで、サクラの180km、エヌワンイーの295km、ラッコの最廉価グレード210kmを上回り、軽乗用EVで最長のラッコの上級グレード320kmに迫る。

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