David Ljunggren
[5日 ロイター] - カナダ・ケベック州で5日実施された州議会選挙で独立派のケベック党が勝利したと、公共放送ラジオカナダが報じた。カーニー首相にとって、トランプ米大統領に対抗するために国内の結束を維持することが難しくなる可能性がある。
ラジオカナダによると、ポール・サンピエール・プラモンドン氏率いるケベック党の勝利が確実となった。ただ、州議会の127議席のうち過半数を獲得したかどうかを判断するのは時期尚早だとしている。プラモンドン氏はトランプ氏の退任後、カナダからの分離独立を問う住民投票を実施すると公約している。
アナリストによると、今回の結果は予想通りで、2018年から政権を担ってきた中道右派のケベック未来連合に対する有権者の倦怠感を反映している。
過去のケベック党政権は1980年と95年に独立を問う住民投票を実施したが、いずれも否決された。世論調査によると、カナダからの分離独立への支持率は30%と、過去最低に近い水準にある。
プラモンドン氏は、政治的な不確実性と関税による経済的打撃を理由に、トランプ氏が退任するまでは再度の住民投票を実施しないとしている。また、ケベック州の利益にかなう場合には、連邦政府と協力する方針も示している。
カーニー氏は5日、ケベック州が次期州首相に誰を選んでも協力すると記者団に述べた。