[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比2.40%(1637円40銭)高の6万9946円86銭で取引を終えた。9月米雇用統計が予想を下回る結果となり、米利上げ観測が後退したことが好感され、AI(人工知能)・半導体関連株を中心に買いが先行。日経平均は、戻りの節目として意識されていた8月14日の戻り高値6万9608円24銭を上回り、約3カ月ぶりに7万円を回復した。ただ、急な上昇への警戒感もあり、後場は高値圏で小動きになった。

注目された9月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数は前月から伸びが鈍化、市場予想を下回り米国の連続利上げ懸念を後退させた。これを受けて上昇した米株を好感し、日経平均は朝方から上値に追いに弾みを加えた。

買い一巡後は、日銀連続利上げの警戒感があるほか、心理的な節目である7万円を一時回復したことで目標達成感が生じ、上値に対して慎重な動きとなった。前週からの上昇スピードが急なことも、伸び悩む要因となっている。

テクニカル面では日経平均の戻り高値更新が注目されたが、6月22日の最高値7万2831円73銭と8月14日高値を結んだ右肩下がりの抵抗線を完全に突破したことで、さらなる上値が読めるようになってきた。

市場では「米エヌビディアが最高値を更新するなど、米国のAI・半導体関連株物色の流れが波及する一方、物色対象が広がりが相場の強さを示している。ただ、原油高止まりや国内金利上昇懸念が、目先は上値を抑える要因になりそうだ」(野村証券ストラテジストの秋山渉氏)との声が聞かれた。

TOPIXは1.33%高の4145.22ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.33%高の2137.33ポイントだった。プライム市場の売買代金は7兆7509億0000万円だった。

東証33業種では、値上がりは海運や鉱業、保険など16業種、値下がりはその他製品や精密機器、医薬品など17業種。

個別では、アドバンテストが連日の上場来高値更新となったほか、ディスコなども堅調だった。このほか、ソフトバンクグループが買われ、ファーストリテイリングも大幅上昇。半面、フジクラなど電線株の一角が小安い。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が上昇し、1.76%高(14.01ポイント高)の812.24ポイントだった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが863銘柄(55%)、値下がりは633銘柄(40%)、変わらずは56銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き 安値/高値

日経平均 69946.86 1637.4 69113.74 69,050.23─70,072.13

TOPIX 4145.22 54.22 4121.15 4,113.89─4,147.97

プライム指数 2137.33 28.06 2123.99 2,121.13─2,138.58

スタンダード指数 1734.03 8.93 1731.91 1,728.86─1,734.64

グロース指数 1034.44 16.08 1022.37 1,021.76─1,035.92

グロース250指数 812.24 14.01 801.68 801.14─813.43

東証出来高(万株) 225895 東証売買代金 77509.00

(億円)

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