[東京 5日 ロイター] - 塩野義製薬は5日、米グループ会社Shionogi Inc.が米バイオ医薬品企業、IntraBio(米テキサス州)を買収すると発表した。IntraBio社の発行済み株式をすべて取得し、完全子会社化する。取得価額は20億米ドル(約3155億円)。規制当局の承認取得などを条件に2026年11月ー12月の取得を予定している。
買収により塩野義は、IntraBio社が保有するAQNEURSA(一般名:レバセチルロイシン)のグローバルでの全権利を取得する。AQNEURSAは、ニーマン・ピック病C型に伴う神経学的症状の治療薬として米国および欧州で承認を取得し、米国では販売が開始されている。今年9月には毛細血管拡張性運動失調症(A-T)に対する世界初かつ唯一の治療薬として米食品医薬品局(FDA)の追加承認を取得しており、欧州でも適応追加申請が実施されている。
IntraBioを子会社化することで、塩野義が感染症以外の重点領域として取り組んでいる希少疾患の事業基盤を拡充する。
2027年3月期の連結業績への影響は現在精査中としている。