[3日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバルは3日、ルーマニアの格付けを投資適格級の最低水準である「BBBマイナス/A─3」に維持した。2027―28年に向けて信頼に足る予算枠組みを採択できるような政権の樹立に成功するとの期待を理由に挙げた。

S&Pは、ルーマニア政府は5月に内閣不信任案が可決されて以来、新政権樹立の合意に至っていないが、「2026年の財政健全化は計画通りに進んでいる」との認識を示した。

格付け見通しは「ネガティブ」に維持し、財政健全化および経常赤字の縮小に関するリスクが引き続き高い水準にあると警告した。

今年1―8月のルーマニアの連結財政赤字は国内総生産(GDP)比2.89%と、前年同期の4.51%から縮小し、通年で年間目標の6.2%を達成できる見通しとなっている。

ナザレ財務相は3日の声明で「2027年に財政規律を維持し、2028年に向けて慎重な姿勢をとれば、格付け見通しを『安定的』に戻す条件が整う」と述べた。

ルーマニアは欧州連合(EU)との間で、2030年までに財政赤字をEUの上限であるGDP比3%未満に抑えることで合意している。

S&Pは、ルーマニアが2026年に0.5%のマイナス成長となった後、2027年には消費回復などを支えにプラス2.25%に転じると予想した。

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