Branko Filipovic  Fedja Grulovic

[サラエボ/バニャ・ルカ 4日 ロイター] - 旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナで4日、3民族の代表で構成する大統領評議会の選挙が行われ、ボシュニャク人(イスラム系)の穏健左派、セルビア系の親ロシア民族主義派、クロアチア系の民族主義派の候補がそれぞれリードしている。選挙管理委員会が90%超の投票所で集計された開票結果に基づき発表した。

ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦では、社会民主党の現大統領評議会メンバー、デニス・ベチロビッチ氏が得票率26.66%、クロアチア民主同盟の新人ダリヤナ・フィリポビッチ氏が14%で先行。セルビア人共和国では、セルビア人の分離主義と親ロシア路線を掲げる独立社会民主同盟(SNSD)の現評議会メンバー、ジェリカ・ツビヤノビッチ氏が55.34%を得票した。

セルビア人共和国大統領選ではSNSDのサボ・ミニッチ候補が最多票を獲得したと、同党党首が明らかにした。ドディク氏は先週、モスクワを訪れ、プーチン大統領と会談していた。

結果は大方の予想に沿ったが、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とセルビア人共和国の投票率は合計で42.2%にとどまった。国政議会選挙や地方選挙も実施された。

有権者の間では、景気減速や欧州連合(EU)加盟交渉の遅れ、民族別の主要政党による政治の停滞への不満が強い。同国は2024年にEU加盟交渉の開始が承認されたが、司法の監督強化や汚職防止法の整備が進まず、実質的な交渉は始まっていない。EUとロシアに加え、米国も同国への影響力強化を図っている。

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