この流れと切り離せないのが「ぬい活」文化である。ぬいぐるみを持ち歩き、着せ替え、SNSで発信する遊び方は、AIコンパニオンとの相性が良い。大人向け市場の広がりやキャラクターIPのメディアミックス展開も、会場のあちこちで感じられた。
珍動物のぬいぐるみがずらり
ここで、会場で出会った「ぬい活」を体現するブースを一つ紹介したい。1973年の創業以来、ぬいぐるみを作り続けてきたティーエスティーアドバンス(横浜市)である。
ブースを見て何より驚かされたのは、一般にはあまり流通しない生き物のぬいぐるみの多さである。丸みを帯びた可愛らしい昆虫シリーズがあるかと思えば、少しリアルな作り込みのものもある。
深海生物シリーズでは、水族館の売店でおなじみのメンダコのキーホルダーに加え、ぬいぐるみとしては珍しいチョウチンアンコウやダイオウグソクムシまで並び、「こんな生き物のぬいぐるみまであるの!?」とワクワク感が止まらない。「定番化された生き物以外にも興味がある」「マニアックな生き物が好きだけれど、それを表現できる商品がなかなかない」──そうした人にとって、同社の製品は自分の「好き」を取りこぼさずに形にしてくれる存在だろう。

AIキャラクター「ポケとも」
AI×ぬいぐるみの動きを象徴していたのが、シャープのブースで展示されていたミーアキャットをモチーフにした対話AIキャラクター「ポケとも」。その第2弾は、「おれさま」系ツンデレキャラクターで、8月に発表されたばかり。2025年末発売の第1弾(むじゃきなキャラクター)とは対照的な性格付けがなされており、シャープの親会社がある台湾でも展開。累計出荷は1万体を超えるという。