John Irish

[ニューヨーク 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表(外相に相当)は21日、紅海で船舶保護を担うEU海軍任務について、軍艦を10隻超に増やす必要があるという認識を示した。現状は同海域にそれだけの艦艇が配備されていないと指摘した。

EUの海軍任務「アスピデス」は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃から船舶を保護するため2024年に始動した。外交筋によると、現在6隻の軍艦が活動している。

カラス氏は国連総会のハイレベル会合の合間に記者団に対し、「アスピデスが設置された際、少なくとも10隻が必要だとの指摘があった。現在の状況はさらに深刻だと思う」と語った。

フーシ派はここ数週間、紅海沿岸で急速に勢力を拡大しており、米国とイランの戦争によって既に船舶の往来が減少しているホルムズ海峡を含むこの地域の航路をさらに複雑にしている。

アスピデス任務の中核国の一つであるイタリアは17日、自国船向けに同地域で海軍任務を準備していると発表し、新たな危機へのEUの対応を待つことはできないと表明した。

カラス氏は、フーシ派の攻撃が欧州の利益に影響を及ぼし、世界経済に打撃を与えていると指摘。

「EUの作戦アスピデスは、地域の安全保障と世界の海運に極めて重要な貢献をしているが、地域における脅威の高まりに対処するためには、より多くの海上・航空装備が必要だ」と語った。

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