迷彩服に黒いベレー帽、髪を一本の三つ編みにまとめて整列する若い女性。

デンマークのイサベラ王女が兵役に就き、兵士として訓練を受ける姿を王室が公開し、注目を集めている。

フレデリック10世とメアリー王妃の第2子であるイサベラ王女は、今年6月に高校を卒業。8月からスラーイェルセの近衛驃騎兵連隊で兵役を開始した。

デンマークでは防衛力強化の一環として、兵役期間を従来の4カ月から11カ月に延長し、男女を原則同じ条件とする徴兵制度へ移行している。イサベラ王女は、この11カ月の兵役に就く最初のグループの一人だ。

9月13日には新兵の家族訪問日があり、父フレデリック10世、母メアリー王妃、兄のクリスチャン皇太子、弟のヴィンセント王子、妹のヨセフィーネ王女が兵舎を訪れた。

王室がInstagramで公開した写真には、ほかの新兵とともに整列するイサベラ王女や、家族と兵舎で過ごす姿が収められている。

デンマーク王室と軍とのつながりは深い。兄のクリスチャン皇太子も2025年に同じ近衛驃騎兵連隊で兵役に就き、その後、士官教育を修了。今年6月に少尉に任官し、現在は近衛連隊で兵役中の新兵の教育や指揮にあたっている。

父フレデリック10世も、9月5日には軍服姿でメアリー王妃と「海外派遣者のための国旗の日」の式典に出席。海外任務に派遣された軍人らをたたえ、戦没者を追悼した。

日本では徴兵制がなく、自衛隊への入隊は本人の志願によるものだ。それだけに、19歳の王女がほかの若者と同じように迷彩服を着て兵役に就く姿は、日本の読者には新鮮に映るかもしれない。

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