Jeffrey Dastin Michael Erman

[サンフランシスコ 18日 ロイター] - 米人工知能(AI)開発企業アンソロピックは、AI技術を応用した医薬品開発の本格化に向け、生物学の研究を行うための研究所を設立した。

関係者2人によると、同社はサンフランシスコ・ベイエリアにウェットラボ(実験施設)を開設した。アンソロピックは希少疾患の治療法の開発を目指しており、同社の生物学研究は「インシリコ」(コンピューターによるシミュレーション)の域を超えている。

ライフサイエンス部門責任者、エリック・カウデラー・アブラムス氏は15日、ロイターに対し、同社がウェットラボを運営していることを認めた。その上で「当社の使命は世界に利益をもたらすような強力なAIを開発することだ」とし、「特にライフサイエンス分野に最大の可能性を見出しており、それがわれわれのあらゆる活動の原動力となっている」と語った。

広報担当者はその後、アンソロピックの研究所は特に創薬を目的としたものではないと説明したが、それ以上の詳細については言及を避けた。

カウデラー・アブラムス氏は「AIを使って実験作業の実行を自動化する取り組みはまだ始まったばかりだが、この分野は非常に多くの異なるプロセスにおいて大幅な業務時間の短縮をもたらす可能性を秘めている」と述べた。

また、「医薬品開発を促進し加速させると考えられる方法でモデルを改善し、リスクを最小限に抑えるために、その活用方法については慎重かつ思慮深く取り組んでいる」と語った。

アンソロピックが治療法の開発に取り組んでいる疾患やその進捗状況は依然として不明だ。

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