Julie Zhu
[香港 18日 ロイター] - マレーシアの格安航空会社(LCC)、エアアジアの共同創業者トニー・フェルナンデス氏は18日、ジェット燃料価格高騰による同社への打撃はコロナ禍の際と比べてはるかに軽微だと述べ、財務の健全性を巡り投資家の懸念払しょくに努めた。
同氏は記者会見で、エアアジアは潤沢な流動性を持ち、資金管理にたけているとも指摘。現在の危機は主に地政学的緊張と燃料価格の上昇によるものだとし、旅行需要は引き続き堅調だと述べた。
ロイターは16日、関係筋の話として、マレーシア政府がマレーシア航空とバティックエアに対し、エアアジアの国内市場シェアを吸収できるかどうか打診したと報じた。当局が東南アジア最大のLCCであるエアアジアの財務健全性を注視する中で進めているシナリオプランニングの一環だという。
フェルナンデス氏は記者団に対し、マレーシア国内市場の約60%を握る同社にとって、第2・四半期が最も厳しい時期だったと述べた。その上で、燃料費の上昇を反映して運賃を調整していることから、状況は改善に向かうとの見通しを示した。
同社は米国とイスラエルによる対イラン攻撃に起因するジェット燃料価格高騰の打撃を受けており、第2・四半期の平均燃料価格は前期比66%上昇。燃料費高騰と為替差損が響き、純損益は8億3100万リンギの赤字となった。