Stephen Culp

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国株式市場は反発した。原油価格の下落や米債利回りの低下に加え、良好な内容となった労働関連指標が好感され、連邦準備理事会(FRB)による3年余りぶりの利上げ決定を消化する形となった。

主要株価3指数はいずれも上昇。ハイテク株を中心に幅広い銘柄に買いが入り、ナスダック総合指数が上げをけん引した。

ダコタ・ウェルスのシニアポートフォリオマネジャー、ロバート・パブリク氏は「今回の利上げを見込んで大きく売られていた分野に関心が集まっている」と指摘。「押し目買いに動く投資家が出てきている」と述べた。

原油価格は下落し、一時1週間ぶりの安値を付けた。サウジアラビア産原油がオマーン経由で輸送されているとの報道を受け、供給混乱への懸念が和らいだ。原油は中東情勢の緊張が続く中で下げ幅を縮小した。米国とイスラエルによる対イラン戦争が始まって以降、エネルギー価格は高騰しており、世界的なインフレ圧力の一因となっている。

FRBは15─16日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、3.75─4.00%とすることを決定した。決定は全会一致。今後数カ月で追加利上げを実施する可能性も示唆した。

ベアードの投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は「全員が同じ方向で投票し、FRBの結束が示されたことに市場はやや安心している」と指摘。「ウォーシュ議長はFRBの独立性を改めて強調した」と述べた。

CMEのフェドウオッチによると、金融市場は現在、10月の次回会合で0.25%ポイントの追加利上げが行われる確率を53.1%と織り込んでいる。1週間前の27.2%から上昇した。

ウォーシュ議長は16日の記者会見で、米経済は堅調であり、物価の安定を確保することが必ずしも労働市場に悪影響を与えるわけではないとの見解を示した。この見解は、労働省が発表した新規失業保険週間申請件数が1969年以来の低水準近辺に減少したことでも裏付けられた。

S&P500の主要11業種では、情報技術の上昇率が最大となった。下落したのは金融と主要消費財の2業種のみで、下げ幅はごくわずかにとどまった。

金・銀鉱山株と半導体はともに3%超上昇し、明確に相場をけん引した。

住宅建設株は1.1%上昇。住宅関連統計で、8月の一戸建て住宅着工件数と中古住宅販売仮契約が増加したことが示された。

金利に敏感な銀行株は、前日の2.3%安の後に落ち着きを取り戻し、この日は0.2%高で取引を終えた。

暗号資産(仮想通貨)関連株も上昇。米証券取引委員会(SEC)がトークン化株式の取引について5年間の規制適用免除措置を発表したことが背景。サークル・インターネット・グループとロビンフッドはそれぞれ5.8%、5.2%上昇、コインベースは5.8%高となった。

コアウィーブは、株式と転換社債の発行による資金調達計画を発表し、4.2%下落した。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.38対1の比率で上回った。ナスダックでも2.21対1の比率で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は175億7000万株。直近20営業日の平均は153億7000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 51778 +316 +0.6 51882 51935 51607

.04 .14 1 .53 .97 .65

前営業日終値 51461

.90

ナスダック総合 26418 +439 +1.6 26377 26460 26289

.30 .87 9 .86 .64 .94

前営業日終値 25978

.43

S&P総合500種 7637. +85. +1.1 7631. 7646. 7611.

76 95 4 44 86 81

前営業日終値 7551.

81

ダウ輸送株20種 20184 +108 +0.5

.06 .65 4

ダウ公共株15種 1057. +9.5 +0.9

35 1 1

フィラデルフィア半導体 11599 +353 +3.1

.49 .39 4

VIX指数 15.44 -2.2 -12.

7 82

S&P一般消費財 1842. +25. +1.4

32 97 3

S&P素材 635.9 +3.8 +0.6

8 9 2

S&P工業 1427. +3.0 +0.2

25 5 1

S&P主要消費財 921.1 -0.0 -0.0

5 9 1

S&P金融 927.1 -0.9 -0.1

0 7 0

S&P不動産 272.6 +0.9 +0.3

9 1 3

S&Pエネルギー 982.2 +5.4 +0.5

7 0 5

S&Pヘルスケア 1962. +12. +0.6

66 49 4

S&P通信サービス 469.9 +2.7 +0.6

4 9 0

S&P情報技術 7018. +150 +2.2

38 .81 0

S&P公益事業 420.8 +3.6 +0.8

0 0 6

NYSE出来高 13.07

億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 6490 + 大阪比

0 700

シカゴ日経先物12月限 円建て 6483 + 大阪比

0 630

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