Gavin Finch

[17日 ロイター] - 米国は17日、制裁対象のイラン人金融業者バーバク・ザンジャニ氏が支配する暗号資産(仮想通貨)取引所に対し制裁を科すと発表した。ホルムズ海峡を安全に通航する船舶からの支払いを処理しているとした。

米財務省は声明で、取引所「ビットバンク」がイランの「イスラム革命防衛隊(IRGC)」に数億ドルを送金していたとし、同取引所はデジタル資産を利用したイランの制裁回避インフラの重要な構成要素であると指摘。ビットバンクはイランが新設した「ホルムズセーフ海事サービス機構」への支払資金の移転に使われていたと述べた。

声明によると、今回の指定は、イランを経済的に孤立させ、同国の世界的な金融・商業・物流ネットワークを混乱させることを目的とした財務省の「オペレーション・エコノミック・アウトキャスト(経済的追放作戦)」の一環。同作戦は、イランの違法な石油取引、金融仲介業者、両替商、海運・航空業界、ダミー企業を標的としている。

米国はまた、ビットバンクのソフトウエア開発元である「ピシュタズ・シモルグ電子商取引会社」と、ザンジャニ氏の側近3人にも制裁を科した。

ザンジャニ氏は長年、イランの制裁回避ネットワークの中心人物とされてきた。2016年に横領罪でイラン当局から死刑判決を受けたものの、24年に減刑され、翌25年にはイラン政府の経済プロジェクトの支援者として復活した。

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