[17日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースのエコノミストは17日、イングランド銀行(BOE、英中央銀行)が11月、さらに2027年2月に利上げに踏み切るとの見通しを示した。従来は11月に1回利上げした後、27年に2回利下げすると予想していたが、これを修正した。
金融政策委員会(MPC)はこの日、政策金利を3.75%に据え置くことを6対3の賛成多数で決定した。中東紛争が長引けばさらなる金融引き締めが必要になる可能性があると警告したほか、27年初めに英国のインフレ率が4%を超えるとの見通しも示した。
JPモルガンのシニアエコノミスト、アラン・モンクス氏はリポートで、「地政学的な見通しに大きな変化がない限り、11月の利上げについてはほぼ決定済みであるかのように聞こえる」と指摘。
モンクス氏は、11月の利上げに続き、27年にももう1回利上げが実施されると予想。その後は、賃金期待が4%まで上昇するといったインフレの二次的影響を示す明確な証拠が出ない限り、BOEは政策金利を据え置くとみている。
また、英中銀が金利決定と併せて発表した、今後6カ月間、国債(ギルト債)売却を全て一時停止するとの決定については、「これは市場が不安定な時期に不確実性を低減させることを目的とした、明確かつ断固とした計画だ」と評価。
一方で「BOEと政府の決定の境界線を曖昧にするという印象を伴うことを考えると、大きなサプライズだ」との見方を示した。