[ワシントン 17日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が17日発表した8月の米中古住宅販売仮契約指数は前月比で0.3%上昇の71.2となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想(0.6%低下)に反し増加した。

ただ、住宅ローン金利の高止まりが一部の購入希望者を市場から遠ざけ、住宅需要を圧迫し続けているため、この増加は一時的なものにとどまる公算が大きい。

前年比では4.7%低下。地域別では南部と西部で増加した一方、北東部と中西部で低下した。

イランとの戦争を背景としたインフレや、米連邦準備理事会(FRB)の対応を巡る不透明感で米長期国債利回りが急伸し、住宅ローン金利は8月も高止まりが続いた。

FRBは16日、2023年7月以来となる利上げに踏み切った。米住宅金融公社フレディマックのデータによると、30年固定住宅ローン金利は先週、平均6.76%と、前週の6.71%から上昇し、1年余りぶりの高水準を付けた。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「全国的に見ると、現在の契約件数はパンデミックに至るまでの数年間の水準を約30%下回っている」と指摘。「取引活動は住宅ローン金利が歴史的低水準である3%近くまで低下した2021年にピークを付けたが、それ以降その水準には近づいていない」と述べた。

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