Emma Farge
[ジュネーブ 17日 ロイター] - 世界気象機関(WMO)は17日、2025年は世界中の河川にとってここ数十年で最も乾燥した年の一つとなったと発表した。地球表面全体の貯水量の減少を反映しており、将来の水供給に対する懸念を高めている。
報告書「世界の水資源状況」によると、地下水、湖沼、植生、氷、雪に蓄えられた地表貯水量はここ10年間減少傾向にある。
WMOは、こうした水資源はこの年のような極めて乾燥した年に地球の緩衝材としての役割を果たしているため、この傾向が「将来に深刻な影響を及ぼす」と警告。「われわれはその『貯蓄口座』を使い果たしつつある。世界の地表貯水量は14─16年以降に減少傾向を示しており、これは10年間にわたって持続している兆候だ」と述べた。
WMOのデータによると、世界の河川流域の3分の1以上で流量が平年を下回っており、これはデータ収集開始以来35年間で最も乾燥した年の一つになる。
ただ、報告書によると、南アジアなど一部の河川流域では水量が過剰であり、これは水循環がより不安定で予測不能になっていることを反映している。
また、25年には全地域で4年連続して広範囲にわたる氷河の減少が報告されており、これが長期的な水資源の不安定化につながる見通しという。