フィンランド南部パイヤト=ハメ県シスマで、同国のバイキング時代の研究史を書き換える可能性のある埋蔵物が見つかった。ラハティ博物館によると、金属探知を趣味とするカッレ・ラッピネンが2026年9月3日、シスマ中心部近くで2つの白樺樹皮製容器を発見した。翌9月4日には同館の考古学者エスコ・ティッカラが現場を確認。遺物を回収した。
その中身は大量の銀貨だったという。銀貨の総重量は約4.5キロで、まだ洗浄、分離、計数されていないものの、その数は数千枚に及ぶという。これまでフィンランド最大のバイキング時代の銀貨埋蔵物とされていたのは、1895年にノウシアイネンで発見されたもので、その総重量は2.2キロだったことからも、今回の発見の重要性がうかがえる。
さらに、銀貨だけでなく、切断された秤量銀の断片、銀製の腕輪、装飾金具、ビーズも含まれていた。
ただし、銀貨がどこで鋳造されたのか、いつ埋蔵されたのかは、今後の調査を待つ必要がある。
また、白樺樹皮製の容器が残っていた点も重要視されている。ラハティ博物館のトゥーリア・トゥオミ館長はフィンランド国営放送に対し、フィンランドの環境ではバイキング時代の有機物が保存されることは稀であり、今回の容器も重要な資料だと説明している。
因みに、発見者のラッピネンが今回のような考古学的発見をしたのは初めてではなく、2017年9月にシスマの中世教会付近で銀貨や銀製装飾品など計41点を発見している。
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