Aida Pelaez-Fernandez Noe Torres
[メキシコ市 9日 ロイター] - メキシコ国家統計地理情報局(INEGI)が9日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.26%上昇し、7月の3.12%上昇から加速した。ロイター調査によるエコノミスト予想は3.3%上昇だった。
加速は5カ月ぶりで、中央銀行の慎重な政策姿勢を裏付ける内容となった。
季節調整前では前月比0.20%上昇した。前月は0.03%上昇、エコノミスト予想は0.25%上昇だった。
パンテオン・マクロエコノミクスの中南米担当チーフエコノミスト、アンドレス・アバディア氏は「根強いサービスインフレと、エルニーニョや地政学的な混乱を含む一時的なショックのリスクを踏まえると、近く緩和を再開する理由はほとんどない」と指摘。今後数カ月間は、食品価格の高騰で総合インフレ率が不安定な状態が続く可能性があると述べた。
中銀のヒース副総裁は先週、短期的には追加利下げすべきでないとし、緩和措置は1年ほど先になる可能性があると示唆した。
政府は8日議会に提出した予算案でインフレ見通しを更新し、2026年末時点で3.5%、27年末時点で3.0%と予想した。
変動の大きい一部の食品・エネルギー価格を除くコアインフレ率は、前月比0.16%上昇。予想の0.20%と前月の0.23%をともに下回った。
前年比の伸びは3.88%で、同じく7月の3.95%と予想の3.93%を下回った。