Florence Tan Sam Li
[シンガポール/北京 9日 ロイター] - 中国石油化工(シノペック)の調査部門によると、中国の石油需要は2026年に日量60万バレル(8.9%)減少し、3年連続で前年割れとなる見通しだ。一方、精製能力は30年までに26年の水準から最大5.5%縮小すると予想されている。
イラン紛争によりホルムズ海峡経由の供給が深刻な混乱に見舞われているものの、世界最大の原油輸入国である中国での長期的な消費減少が同国の原油輸入と国際原油価格を抑制する主因となっている。
シノペック経済発展研究所が公表した報告によると、中国の消費減少はガソリンとディーゼルが主導し、26年にはそれぞれ8.7%減の1億4900万トン、11.4%減の1億6400万トンとなる見込み。一方、ジェット燃料需要は前年比1.3%増の4155万トンとなる可能性がある。
中国の精製能力は26年に年間9億5200万トン(日量1904万バレル)に増加すると見込んでいる。ただ、政策上の制約強化と需要減退により、過剰能力の削減が加速するという。
また、製品構成が単純な中小規模の製油所(合計で年間8000万─1億トンの精製能力に相当)が市場から撤退すると試算した。
これにより、中国の年間精製能力は30年末までに9億─9億1000万トンに減少する見通しだ。