Samia Nakhoul Mubasher Bukhari Parisa Hafezi

[アンカラ 9日 ロイター] - パキスタンは、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアへの攻撃を激化させたことを受け、危機の拡大を防ぐための協調的な取り組みの一環として、イランに対し、同盟関係にあるフーシ派を抑制するよう警告した。サウジ、パキスタン、イランの情報筋が明らかにした。

フーシ派は8日、ハミスムシャイトの空軍基地および近隣都市の石油関連施設を攻撃し、73人が負傷した。

フーシ派の軍事報道官は9日、サウジの戦闘機が過去12時間にわたりイエメンの各州で54回の空爆を行ったとし、「報復を受けずに済むことはない」と語った。

パキスタンはサウジおよびトルコとの防衛協定があるため、イランへの警告は大きな重みを持っている。

パキスタンの当局者は、いかなる軍事的役割もサウジ領土の防衛に限定されると強調した一方、パキスタンのアシフ国防相は、攻撃がサウジ国内に波及した場合、サウジ、トルコ、パキスタンが関与する共同安全保障体制が発動される可能性があると述べた。

パキスタンの国防省、外務省、および軍はロイターのコメント要請に応じなかった。

情報筋によると、今回の警告はイランがフーシ派を抑制しなければ、代理戦争がより広範な地域的安全保障危機へと発展するリスクがあるというメッセージを意味する。

イランの高官は、パキスタンから8日にこの警告を受け取ったことを認め、イラン側の回答は「イランはフーシ派を支配していない」というものだったと述べた。

ある外交官はロイターに、パキスタンはサウジと合意を結んでいるが、パキスタンが実質的に介入せざるを得ない状況には至らないことを期待していると述べ、当面は外交的な解決を模索するとの見方を示した。

パキスタンの情報筋によると、サウジ当局者はリヤドでパキスタンおよびトルコの軍高官と会談し、対応を調整した。3カ国は自国軍をイエメンに派遣せず、いかなる対応もサウジ領内から実施することで合意したという。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。