Olivia Le Poidevin
[ジュネーブ 9日 ロイター] - 世界貿易機関(WTO)は9日、地政学的な不確実性や政策を巡る不透明感にもかかわらず、物品貿易バロメーターが9月に102となり、6月の101.7から上昇したと発表した。リスクが高止まりする中でも、貿易の流れが底堅さを保っていることを示唆した。
WTOは、地政学的緊張や貿易政策の動向に伴う不確実性にもかかわらず、人工知能(AI)やデジタルインフラへの投資に関連する電子部品の力強い需要が、こうしたマイナス要因を相殺するのに寄与していると指摘。ただ、サプライチェーン(供給網)や海上輸送ルート、輸送コストへの混乱が続いていることから、地政学的リスクや政策関連のリスクが引き続き見通しを不透明にしていると警告した。
WTOが年4回公表する同バロメーターは、輸出受注、航空貨物、コンテナ輸送、自動車製品、原材料、電子部品を対象としている。 指数が100を上回れば基準トレンドを上回る成長を示す。