[モスクワ 5日 ロイター] - ロシアの大統領補佐官は、プーチン大統領が5日、ウクライナ紛争の終結に向けた合意を目指して米国の特使2人と3時間以上にわたり「非常に有益な」会談を行ったと明らかにした。ただ、何らかの進展があったことを示唆する発言はなかった。

ウシャコフ大統領補佐官(外交担当)は、米国のウィットコフ特使とトランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が「和解に向けた可能性のある道筋について、いくつかのアイデアを提示した」と述べた。詳細については明らかにしなかった。

ウシャコフ氏によると、プーチン大統領は米国側の2人に対し、ロシアは戦場で「真の進歩」を遂げており目標達成に自信を持っていると述べた上で、「紛争のあらゆる根本原因」に対処する必要性を強調したという。

ウシャコフ氏は会談について「ウクライナ危機の解決に関する単なる意見交換だけでなく、経済問題や、ロシアと米国が相互に利益を得られる可能性のある大規模なプロジェクトについても詳細に話し合った」と説明。「総括すれば、今回の交渉は時宜を得たものであり、双方にとって極めて有益だったと言える」と述べた。

ウィットコフ氏、クシュナー氏からのコメントは得られていない。両氏は6日にウクライナの首都キーウでゼレンスキー大統領と会談する予定だ。

プーチン大統領は会談開始時のテレビ演説で、トランプ大統領について「困難な状況に直面していることを理解しつつも、解決に向けて努力を続け、ロシアとウクライナの紛争解決に貢献しようとしている」と称賛。米国交渉団の安全を保証すると約束した。ロシアのペスコフ報道官はこれに先立ち、プーチン大統領が米特使のキーウ訪問のため、ロシア軍に対し3日間キーウへの攻撃を控えるよう命じたと明らかにしていた。

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