[マドリード 3日 ロイター] - スペインのサンチェス首相は3日、7月にモロッコからスペインの飛び地領土セウタへ向けて発生した移民の殺到について、モロッコ当局が仕組んだものと結論づける証拠は見つかっていないと述べ、スペイン警察の報告書に反論した。

今週公表された報告書は、7万人以上がセウタに流入した事態は自発的なものではなく、国境管理を機能不全に陥れることを目的とした計画的な試みだったと示唆していた。

首相は議会演説で「外交機関であれ、欧州委員会であれ、あるいはいかなる国際機関であれ、モロッコがこの出来事を計画または実行したという確固たる証拠をスペイン政府に提供した機関は一つもない。全くない」と指摘。ただ、7月30日に移民の流入がピークに達した10時間の間に、モロッコ警察は国境越えを容認していたと述べた。スペイン当局は、これが不作為によるものか、それとも流入を封じ込める能力の欠如によるものか、まだ判断できていないと付け加えた。

サンチェス氏は危機の間、モロッコを繰り返し擁護し、流入後の数日間に移民の大半を本国に送還する上でモロッコ政府が協力的だったことを強調してきた。

しかし、同氏は3日、セウタおよびスペインのもう一つの北アフリカ飛び地領土であるメリリャを巡り、モロッコの2閣僚が「容認できない発言」を行ったことを理由として、スペインが8月21日にモロッコ大使を呼び出したと明らかにした。モロッコのワフビー司法相は先月、これらの都市に対するモロッコの主権上の権利を改めて公に表明していた。

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