[ラセム(インドネシア) 3日 ロイター] - インドネシア中部ジャワ州で、政府が支給する無料給食を食べた生徒と教員の計777人が新たに食中毒を発症したと、高校の校長が3日明らかにした。この事業で体調を崩した人は3日間で計1700人を超えた。
校長によると、同校では2日に無料給食を食べた生徒752人と教員25人が食後に下痢や嘔吐の症状を発症した。焼いた鶏肉が提供されたが、試食係が配膳前、鶏肉の一部に「ぬめり」があることに気付いていたという。
治療にあたった地元の医師は、生徒と教員15人が入院したと述べた。
また、保健問題を所管する議会委員会の委員によると、他の3カ所で今週発生した複数の事案でも、この事業に関連した食中毒で950人が発症した。
このプログラムはプラボウォ大統領が、数千万人の子どもの栄養改善に向けて2025年に開始した数十億ドル規模の無料給食事業だが、汚職疑惑、指導部の交代、相次ぐ集団食中毒に悩まされてきた。不適切な食品保管や調理済み給食の配送遅延が、しばしば食中毒の原因となっている。
議会で唯一の野党政党に所属するチャールズ・ホノリス議員はインスタグラムで、これらは孤立した事案ではなく「システムの失敗だ」と指摘。保健当局のデータを引用し、9月1日時点で5万人が食中毒事案の影響を受けたと述べた。