Alasdair Pal Kanishka Singh
[シドニー/ワシントン 2日 ロイター] - 米国とオーストラリアは2日、太平洋島しょ国向けに総額5億8000万ドルの資金支援を発表した。両国は同地域で中国と影響力を争っている。
オーストラリアはパラオで開催中の太平洋諸島フォーラム(PIF)の会合で、地域の麻薬密輸対策として6億豪ドル(4億3000万米ドル)の支援策を提供する。上空からの監視強化や、警察・国境当局者の訓練拡充に向けた資金が含まれる。
オーストラリアのアルバニージー首相は声明で、「太平洋はわれわれの故郷であり、家族だ。したがって、太平洋のパートナーと協力して組織犯罪と闘うことはオーストラリアの利益になる。わが国含め地域の全ての国のために、われわれは協力して違法な麻薬取引を根絶する必要がある」と述べた。
一方、米国務省はこれとは別に、同地域に1億5000万米ドルの資金を提供すると発表した。このうち6000万米ドルは、燃料貯蔵能力の拡大や送電網の安定化支援を通じ、太平洋島しょ国が世界的なエネルギー危機に対処するための支援に充てられる。ランドー国務副長官がフォーラムで発表した。
フォーラムは4日まで開催される。