[台北 2日 ロイター] - 台湾の頼清徳総統は2日、2027年度の防衛費が初めて1兆台湾ドル(314億7000万米ドル)を超える見通しであることを巡り、台湾の防衛力強化に向けた決意を国際社会に示すものだと述べた。

「軍人節」に合わせて軍関係者を前に演説し、備えを強化することでより高い安全が確保できると強調。「防衛能力と抑止力を絶え間なく強化することによってのみ、台湾の安全保障と地域の平和がより確実に守られる」と述べた。

その上で、来年度の防衛予算案は「自衛能力を強化するという台湾の決意を国際社会に示すものだ」と続けた。今後も国防の自立を推進し、防衛産業、人工知能(AI)、無人機の開発を進め、「将来の課題に対応する台湾の総合的な能力を高めていく」と語った。

頼氏の演説とほぼ同時刻、中国の国務院台湾事務弁公室の報道官は会見で、頼氏について「両岸(中台)の対立と敵対を無謀にあおる一方、市民が汗して稼いだ金を浪費している」と非難。

頼氏による「武力統一への抵抗」の試みは「自らの力を過大評価するものにほかならず、台湾の人々に深刻な災いをもたらすだけだ」と述べ、国家主権と領土の一体性を守るという中国の決意は揺るぎないと表明した。

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