Curtis Williams

[ヒューストン 1日 ロイター] - 金融情報会社LSEGの船舶追跡データによると、米国の8月の液化天然ガス(LNG)輸出量は1070万トンとなり、7月の1048万トンから小幅増加した。米南部テキサス州の主要LNG輸出設備でメンテナンスが終了したことや、欧州の買い手が冬場に備えガス在庫の積み増しのため購入を増やしたことが背景。

米国第4位のLNG輸出施設であるフリーポートLNGがテキサス州の施設でのメンテナンスを終えたことや、米国第3位のコーパス・クリスティ施設でシェニエール・エナジーが計画していた作業を完了したことが、輸出の増加につながった。

欧州は引き続き米国産LNGの最大の輸出先で、8月の欧州の輸入量は584万トンと、米国からの輸出全体の55%を占めた。冬場の暖房需要期を前に買い手が貯蔵施設の在庫積み増しを進めたため、輸入量は7月より100万トン以上増えた。

アジアは引き続き米国産LNGの第2の市場だったが、欧州の買い手がカーゴを確保する競争を強化したため、8月のアジアの輸入量は259万トンと、7月の332万トンから減少した。

米国の二大LNG輸出企業であるシェニエールとベンチャー・グローバル の経営陣は第2・四半期の決算説明会で、欧州が在庫の積み増しを続け、寒冷な気候が需要を押し上げることから、年末までLNGの需要と価格は堅調に推移するとの見通しを示した。

中南米向け輸出は、南米の一部地域で冬季需要が高まったことを受け、8月に90万トンへ増加した。

エジプトも引き続き米国産LNGの重要な買い手であり、8月には61万トンを輸入した。これは米国のLNG輸出全体の6%に相当し、7月とほぼ同水準だった。

一方、米国のLNG輸出全体の7%に相当する約76万トンは、最終輸出先が公表されないまま航行中だった。これは、トレーダーがそれらの貨物について最も収益性の高い市場を引き続き模索していたことを示唆している。

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