Greg Torode Nur-Azna Sanusi

[香港 25日 ロイター] - 南シナ海で中国が実効支配する西沙(パラセル)諸島の鴨公島(ヤゴン島)で新たな施設が確認された。ロイターは先週、アンテロープ礁で中国が進めていた第1期工事が完了したもようだと伝えた。

ヤゴン島は、アンテロープ礁の北東14キロに位置する。両方とも西沙諸島西部の永楽(クレセント)群島内にある。

商業衛星画像提供会社バントールの17日撮影の衛星画像には、ヤゴン島に三つまたの建造物が見える。バントールは、建造物について、他の画像から建設が3月あたりに始まったと指摘。建物の目的は定かではないとした上で「南シナ海の他の場所で見られる軍事レーダーや早期警戒施設に似ており、近隣のアンテロープ礁の最終的な軍事的機能と関連している可能性が高い」と述べた。

西沙諸島の活動を監視しているオープンソース・インテリジェンスのトラッカー、ダミアン・サイモン氏は、レーダー施設である可能性はあるが、確固たる判断を下すには時期尚早だと述べた。

シンガポールを拠点とする安全保障学者コリン・コー氏は、規模が限られていることから何らかの独立した観測所の可能性があるが、「知識に基づく推測をするとすれば、おそらくレーダー基地だろう」と語った。

アンテロープ礁の画像には、全長約6キロの人工島が写っている。3キロ以上の直線の海岸線があり、一部アナリストが滑走路になる可能性があると指摘する、

中国は新たな軍事基地の建設を認めていない。国営メディアはアンテロープ礁について天気予報、漁業保護、科学研究などの民間ニーズを満たすと伝えている。

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