南米コロンビアで、祭りの熱気が一瞬にして悲鳴へと変わった。コロンビア北西部アンティオキア県カウカシアで8月15日、伝統的な闘牛祭り「コラレハ」に参加していた27歳の男性が雄牛に突かれ、その後死亡したのだ。『エル・コロンビアーノ』など複数の現地メディアが報じた。
事故の映像では、雄牛が男性を突いた後、地面を数メートルにわたって引きずり、周囲にいた人々が牛を遠ざけて救助している様子が映し出されている。男性はその後病院に搬送されたが、治療もむなしく死亡した。
警察はイベントの開催条件を調べた結果、必要な法的・行政的要件を満たしていないことを確認したと説明した。警察はこのコラレハを「秘密裏に違法に」実施されていたものと判断し、活動の即時停止を命じた。
また、事故当時の会場には多数の観客がいたが、本人がどのような経緯で雄牛の正面に入ったのかなど、死亡に至る詳細な状況については捜査当局による確認が続いている。
カウカシアでは過去にもコラレハで死傷者が出ている。『エル・コロンビアーノ』によると、2024年には29歳の男性が死亡、同じシーズンに38人が負傷した。また、2024年末までに別の開催分を含め27人の負傷者と7頭の馬の死亡が記録されたともしている。
コラレハはプロの闘牛士でなくとも誰でも参加でき、会場に放たれた牛に対して数百人の男性が直接挑むこともある。各種報道などによると、「死者が出なければコラレハではない」と言われるほど危険と隣り合わせの行事として知られているという。
トランプ思想・世界経済・安全保障の新常識。今盛んに使われるキーワード50を徹底解説