Nolan D. McCaskill
[5日 ロイター] - 11月の米連邦上院選挙に向けた、民主党の連邦上院予備選が4日、ミシガン州で行われ、イスラム系の急進左派のアブドゥル・エルサイード氏が、ヘイリー・スティーブンス連邦下院議員にリードを縮められながらも辛うじて首位を保っている。この予備選は、経済ポピュリズム、反エスタブリッシュメント(既得権益層)を打ち出す急進左派と穏健派が対決する構図で、民主党の方向性を占う試金石と見なされていた。
エルサイード氏は5日未明にかけてリードしていたが、黒人の割合が高く、スティーブンス氏が強い支持を集めるデトロイトなどで開票が進むにつれて差が縮まった。
CNNによると、推定開票率90%時点で、エルサイード氏が得票率49%、スティーブンス氏47%と僅差でリードしている。
エルサイード氏は、「メディケア・フォー・オール(国民皆保険制度)」を提唱するなど、民主社会主義と呼ばれる路線を取り、オカシオコルテス下院議員や無所属のサンダース上院議員の支持を受けている。
民主党の予備選は、米国のイスラエル支援も争点になっており、エルサイード氏は、支援に反対の立場を取る。
ロイター/イプソスが4日までにまとめた最新の世論調査によると、民主党支持者で「リベラル」と自認した割合は71%、「保守」と回答した割合は16%だった。イスラエルへの軍事・経済支援については、支持が16%にとどまり、57%が反対だった。