Michael S. Derby

[4日 ロイター] - 米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は4日、「高すぎる」インフレ率を目標の2%に戻すには、何らかの金融引き締めが必要だとの認識を示した。

同連銀のイベントでの講演原稿で「経済はインフレという顕著な例外を除けば、良好に推移しているようだ」と述べた。

「私の最大の懸念はインフレだ」とした上で、最近のデータを踏まえると、金融政策は引き締め的でも、物価上昇圧力に対抗できているようにも見えないと指摘。「したがって、インフレ率を連邦準備理事会(FRB)の2%目標まで引き下げるには、より引き締め的な政策が必要になると考えている」と述べた。

シュミッド氏は現在、連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。いつ、どの程度の利上げを望むかについては言及しなかった。

同氏は供給ショックに起因するインフレを軽視することに警鐘を鳴らし、最近のエネルギー価格の上昇一服は、絶えず変化する中東情勢を背景に長続きしなかったと指摘した。

「6月のインフレデータは減速を示し心強い内容だったが、最近のトレンドに比べて単一のデータポイントを過度に重視するのは時期尚早だ」とし、「原油価格が再び上昇する中、エネルギー面の落ち着きがどの程度持続するかは不透明だ」と述べた。

また、インフレの基調的な水準はFRBの2%目標に対して高すぎると指摘。人工知能(AI)への投資も、FRBが無視できない形でインフレを押し上げていると述べた。

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