[ソウル 4日 ロイター] - 韓国の具潤哲企画財政相は4日、個別株に連動するレバレッジ型上場投資信託(レバレッジETF)に対する個人投資家の投資に減速の兆しが見られる中、株式市場のボラティリティーを抑制する措置を講じると述べた。
個別株レバレッジETFは個人投資家の間で人気化したが、韓国株式市場の変動を増幅させる要因とされ、巨額の損失を抱える個人投資家も出て問題化していた。政府は2週間前にレバレッジETFの規制を発表したが、市場を沈静化することができず、先週、個人投資家1人当たりの当該商品への投資額に総投資資産の20%という上限を設けるなど追加措置を導入した。
具企画財政相は4日の閣議で、個別株レバレッジETFの利用を抑制するため7月30日に発表した措置も迅速に施行すると述べた。
個別株レバレッジETFの1日当たりの取引高は追加措置導入以降減少している。SKハイニックス株式に連動するKODEXレバレッジETFの取引高は、7月31日に1兆3000億ウォンと、前日から半分以上減少。3日は5600億ウォン(3億9049万ドル)となった。
サムスン電子株式に連動するKODEXレバレッジETFの取引高も7月30日の1兆4000億ウォンから31日は5110億ウォンに、3日は2340億ウォンに減少した。
キウム証券のアナリスト、ハン・ジヨン氏によると、個別株レバレッジETFがKOSPIの取引全体に占める割合は7月30日に33.4%だったのが31日は6.6%に縮小。同氏は、規制が市場のボラティリティー低下にある程度寄与したようだと指摘したが、評価を下すにはさらに時間が必要だと述べた。