ほとんどのロボット企業が機能を売り物にする中で、サティレスは「制約」の宣伝に重点を置いた。
公式サイトでは体高約1.8メートルのスリーハーブズが産業用工具を操る写真に加えて、スリーハーブズを非常停止させる安全対策についても詳しく説明。フェイルセーフの制動システムや、システムに不具合が起きた場合に動作を停止させるピンロックなどの仕組みを紹介し、圧縮空気タンクに穴を開ければ動かなくなることも明記した。
こうした内容は、ロボットを止めることのできないマシンとして描く一般的なイメージとは対照的だ。スリーハーブズの無敵ぶりを強調するのではなく、引き続き人間が制御できることをアピールする狙いと思われる。
マシンが高度化して制御不能に陥る状況は「ターミネーター」の時代からSF映画などに描かれ、最近ではAIの台頭に対する警戒感が強まっている。
スリーハーブズはそうした自律型のロボットではない。それでも公式サイトでは、大抵のロボット企業ならまず宣伝しないような物理的な制約に脚光を浴びせた。例えばアメリカの一般的な住宅の玄関を通り抜けようとすると、極端に動きが遅くなる。狭い廊下では方向転換できないこともある。角を大きくして歩行者用のドアを通過できないようにすることも可能だという。
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