Giulio Piovaccari
[ミラノ 30日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスが30日発表した第2・四半期決算は、調整後EBIT(利払い・税引き前利益)が7億7300万ユーロ(8億8400万ドル)となった。北米の好調な売上高に支えられ前年同期の3倍超となったものの、市場予想を下回ったことから株価が下落した。
ロイターがまとめたアナリスト予想は9億1400万ユーロだった。
ミラノ市場で同社株は0755GMT(日本時間午後4時55分)時点で4.8%安となった。取引開始直後には一時8%下落した。
<北米は増収、欧州は横ばい>
売上高は前年同期比13%増の434億8000万ユーロだった。北米では32%増加した。米国で「ジープ・グランドワゴニア」やピックアップトラック「ラム1500」などが好調だった。一方、もう一つの主要市場である欧州の売上高は前年比横ばいだった。
シティのアナリストは、ステランティスの調整後営業利益率が1.8%と、前年同期から改善したものの、第1・四半期を下回ったと指摘した。前四半期比で売上高が大幅に伸びたことを踏まえると「不可解」な結果だとした。欧州での販売価格の大幅な下落や、一般管理費と研究開発費の増加、為替変動、関税が逆風になったと分析した。
ステランティスは通期予想を据え置いた。売上高は1桁台半ばの伸び、調整後営業利益率は1桁台前半を見込むほか、2027年には産業部門のフリーキャッシュフローが黒字になると予想している。
26年の米関税に伴う費用は10億─12億ユーロに達すると見込んだ。