[30日 ロイター] - JPモルガンは、米連邦準備理事会(FRB)が12月に0.25%の利上げを実施するとの見通しを示した。従来は2027年後半の利上げを予想していたが、FRBが7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置いたことを受け、時期を前倒しした。
ウォーシュFRB議長は、インフレ抑制に取り組む姿勢を改めて表明したが、物価上昇圧力を弱めるために必要な政策手段については、ほとんど手掛かりを示さなかった。
JPモルガンは29日付のリポートで、ウォーシュ氏の発言により、インフレを低下させる同氏の実行力に疑念が生じたと指摘した。これにより、他のFOMCメンバーが責務に沿って行動する切迫感が高まる可能性があるとの見方を示した。
同社はFRBが12月に利上げした後、金利を3.75─4.00%に据え置くと予想した。インフレがさらに加速すれば、9月に利上げする可能性も残るとしている。
CMEグループのフェドウオッチによると、市場が織り込む9月利上げの確率は65.2%で、FOMC声明発表前の81%から低下した。
ゴールドマン・サックスやバークレイズは、FRBが年末まで金利を据え置くとの予想を維持している。一方、BofAグローバル・リサーチは、9月から計3回の利上げを予想している。
米金融政策について長くハト派的な見方を示してきたシティグループは、10月と12月、27年1月にそれぞれ利下げするとの予想を維持した。