Matt Spetalnick
[ワシントン 29日 ロイター] - イスラエル高官は29日、ネタニヤフ首相とトランプ米大統領が28日に行った会談で、イランの核開発計画阻止に向け、外交や経済的圧力、武力行使を含むあらゆる手段について協議したと明らかにした。
ネタニヤフ氏は、イスラエルが対イラン攻撃を望んでいるとはトランプ氏に伝えなかったという。
高官は「最終的にはトランプ大統領の決断だ」と述べた。その上で、トランプ氏にはイランを巡り「(交渉による)合意、封鎖や経済的圧力の継続、大規模攻撃」の3つの選択肢があり、会談ではいずれも詳細に議論されたと語った。ネタニヤフ氏はこのほか、新たなアイデアも示したという。具体的な内容は明らかにされていない。
トランプ氏は会談前、地下核関連施設があるとみられるイラン中部ピックアックス山に関する新たな情報についてネタニヤフ氏がトランプ氏と協議する計画だと報じられたことを受け、いら立ちを示していた。
高官はこの問題を巡る摩擦を否定し、両国が情報を密接に共有していると強調。ネタニヤフ氏がトランプ氏に対イラン攻撃の激化を迫ったことはないとし、外交的解決の可能性も残されているとの認識を示した。
同時に、イラン紛争においてトランプ氏が「シニアパートナー」で、ネタニヤフ氏は「ジュニアパートナー」だと認めた。
イランの宗教指導層がインフレ高進や国民の不満の高まりに動揺している兆候があるものの、世界経済や石油市場への影響も考慮すべき点だとした。
さらに、イスラエルはイランの核開発計画を最大の脅威と見なしており、イランが決して核兵器を保有することがないよう確実にしたい考えだと述べた。