Noriyuki Hirata
[東京 29日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比1.49%(930円73銭)安の6万1434円19銭で取引を終えた。朝方には前日安からの自律反発を期待した買いが先行したが、韓国SKハイニックスの決算発表後の株安が主導した韓国株の急落が投資家心理の重しになった。一方、TOPIXは小高く終えており、相場全般の底堅さも意識された。
日経平均は小幅高で寄り付き、一時1.2%(773円)高の6万3138円に上昇した。SKハイニックスの第2・四半期(4─6月)決算を受けた株価の初期反応が買いとなったことが安心感につながった。ただ、SKハイニックス株の上昇は短時間で失速してマイナスに転じ、一時19%安に下げを拡大。サムスン電子株もつれ安となった。
日米の金融政策決定会合や企業決算シーズンの本格化を前に手掛けにくさが意識される中、日経平均は「韓国株安が重なって意外なほど値幅を伴って下げた」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との声が聞かれた。
国内の人工知能(AI)・半導体関連株は総じて大幅安となり、日経平均の下げを主導。引き続き韓国株との連動性が高く、午後には一時3%(1916円)安の6万0448円に下げを拡大したが、大引けにかけて韓国株が下げ渋ると下げ幅を縮めた。韓国の総合株価指数(KOSPI)は5.9%安。
日本市場全体では「底堅さもうかがわれる」(藤原氏)との見方もあった。東証プライム市場の値上がり銘柄数は値下がり数を上回り、AI・半導体関連株からディフェンシブ銘柄への資金シフトが意識されたほか、原油価格が下落する中、供給制約への過度な懸念が後退して自動車株が買われた。日経平均とTOPIXの比率を示すNT倍率は15.46倍に低下し、200日移動平均線を下回った。
TOPIXは0.26%高の3974.03ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.26%高の2049.64ポイントだった。プライム市場の売買代金は13兆1999億1500万円だった。
東証33業種では、値上がりは輸送用機器やゴム製品、サービスなど25業種、値下がりは非鉄金属やガラス・土石製品、電気機器など8業種だった。
朝方に一時9%超上昇したキオクシアホールディングスは、13%安で取引を終えた。前日に発表した決算が嫌気され、SCREENホールディングスが17%安だった。村田製作所は12%超安。一方、トヨタ自動車が7%高と大きく上昇。リクルートホールディングスやKDDIは上場来高値を更新した。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が続落し、1.54%安の666.12ポイントだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1044銘柄(67%)、値下がりは491銘柄(31%)、変わらずは23銘柄(1%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 61434.19 -930.73 62734.68 60,448.90
─63,138.0
4
TOPIX 3974.03 10.44 3976.44 3,931.58─
3,990.49
プライム指数 2049.64 5.24 2053.16 2,027.87─
2,057.87
スタンダード指数 1598.67 -12.76 1618.24 1,590.07─
1,618.30
グロース指数 862.33 -13.27 879.89 853.93─87
9.89
グロース250指数 666.12 -10.45 680.46 659.08─68
0.46
東証出来高(万株) 360844 東証売買代金(億円) 131999.15