Gianluca Lo Nostro

[28日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバスは28日、開発中のA350型機がオーストラリアのメルボルンからフランスに着陸し、24時間超に及ぶ長距離飛行を完了したと発表した。この飛行には多くの関心が集まり、オンラインの飛行追跡サービスへのアクセスが急増した。

この試験飛行は、オーストラリア航空最大手、カンタス航空の「プロジェクト・サンライズ」における重要な一歩となる。同プロジェクトは、世界最長となる商用旅客便を目指し、オーストラリアと欧州間の乗り継ぎをなくすことで長距離旅行の在り方を一新することを目標に掲げている。

特別に改造されたA350-1000ULR型機は、2027年10月からシドニーとロンドン間の直行便として就航し、毎日運航する予定だ。エアバスは6月から、この機体を用いて2カ月間にわたる試験飛行を実施してきた。

エアバスによると、特別に設計した追加燃料タンクを備えた同機は、24時間24分間飛行を続け、2万3075キロを途中着陸することなく飛行した後、フランスのトゥールーズにある同社工場に着陸した。同機は追加で2万リットルの燃料を搭載し、乗客238人を収容できる。

航空機追跡サイトの「フライトレーダー24」によると、この飛行は同サービスのチャンネルにおいて2022年にエリザベス2世女王の棺を運んだ便に次いで過去2番目に多く追跡されたフライトとなり、360万人以上がカナダ経由で北上する飛行の様子を追ったという。

カンタスは、オーストラリア東海岸とロンドンおよびニューヨークを約20時間で結ぶよう設計されているA350-1000ULR型機を12機発注した。最初の機体は27年4月に引き渡される予定。

2005年には米ボーイングの777-200LRワールドライナーが香港からロンドンまで2万1601.7キロを22時間42分で飛行した。

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