Ahmed Tolba Muhammad Al Gebaly

[29日 ロイター] - サウジアラビアは29日、米中央軍と連携し、イランの支援を受けるイラク国内の武装組織に対して「標的を絞った攻撃」を実施したと発表した。これらの組織がサウジの石油施設に対するドローン(無人機)攻撃を行ったとしている。

米中央軍は声明で、今回の作戦は過去72時間で30回を超える無人機攻撃を受けたことへの対応だと説明。「米軍とサウジのエネルギー関連インフラを攻撃するようイスラム革命防衛隊(IRGC)から指示を受けたイラン系テロリストに対し、イラクで精密攻撃を実施した」と述べた。

サウジ国防省は、同国東部の石油施設に対する攻撃を行ったイラク国内の組織を標的としたと説明。事態の緊迫化は求めていないが、いかなる「侵略行為」にも対応する構えだと表明した。

一方、イランはサウジの標的に対する攻撃への関与を否定した。国営放送IRIBが引用した軍関係者は29日、中東における米国の権益への攻撃をイランの責任とするのは「重大な誤算」だと述べた。

サウジ国防省は28日、イラクから発射された複数の無人機を防空システムで迎撃し、撃墜したと明らかにしていた。サウジに対するこうした攻撃は2日連続。同省報道官はイラク国内のイラン系組織によって無人機が発射されたとし、サウジ政府は「適切な時期と場所で」対応する権利を留保するとしていた。

イラクの人民動員隊(PMF)の地域司令部は29日、南部バスラにある司令部を狙った空爆でメンバー2人が負傷したと明らかにした。イラクの通信社INAが伝えた。

PMFは主にシーア派の準軍事組織を束ねる連合体。イラクの治安部隊に正式に統合されており、イランと連携する複数の組織を含む。

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