Florence Tan

[シンガポール 27日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海沿岸にあるサウジアラビアの石油施設を攻撃したことを受け、紅海の出口にあたるバベルマンデブ海峡を通過する船舶が26日に減少した。一方、ホルムズ海峡の通航量も週末を通じて低水準にとどまった。調査会社ケプラーの船舶データで27日明らかになった。

フーシ派の軍事報道官は、サウジの紅海側ヤンブーとジザンにある国有石油会社サウジアラムコの施設を25日に攻撃したと述べた。

26日にバベルマンデブ海峡を通過した貨物船は11隻にとどまり、数カ月ぶりの低水準となった。7隻は石油タンカーで、うち3隻は紅海に入った。2隻はサウジ産原油を積み込むためヤンブー港に向かう超大型原油タンカー(VLCC)で、残り1隻はロシア関連の船舶。

26日に紅海を出た4隻には、中国東部の寧波港向けにサウジ・アラブ首長国連邦(UAE)産原油200万バレルを積んだ香港船籍のVLCC「ニューエクスプローラー」、中国向けにロシア産原油100万バレルを積んだタンカー、パキスタン向けにサウジ産原油約75万バレルを積んだタンカーが含まれた。

サウジ産原油200万バレルを積んだ別の香港船籍VLCC「ニューパール」も、バベルマンデブ海峡を経由して紅海を出ようとしている。同船は中国東部の舟山港に向かっており、フーシ派が海上封鎖を宣言して以降、バベルマンデブ海峡経由で紅海を出る中国向けの大型タンカーとしては4隻目となる。

ケプラーのデータによると、米国とイランが攻撃を停止しているにもかかわらず、週末にホルムズ海峡を通過した貨物船は1日当たり10隻未満だった。

26日には7隻が通過した。海峡を出たイラン関連の石油製品タンカー3隻が含まれる。

25日に通過した船舶は、原油積載のためカタールに向かうVLCC、貨物積み込みのためUAEのルワイス港に向かう液化石油ガス(LPG)タンカー、カタール産ナフサを積んで日本に向かうタンカーの3隻で、いずれも船舶自動識別装置(トランスポンダー)を切っていた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。