[ファンボロー(英イングランド) 21日 ロイター] - イタリア防衛大手レオナルドのロレンツォ・マリアーニ最高経営責任者(CEO)は21日、日本・英国・イタリアの次期戦闘機開発計画「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」にフランスが参加する公算は乏しいとの見解を示した。
マリアーニ氏は英南部ファンボローで開催中の国際航空ショーで記者団に「フランスがGCAPに参加することはないだろう。その理由は、ドイツとの決裂を招いたのと全く同じ理由だと考えている」と語った。
この発言は、フランス、ドイツ、スペインによる戦闘機共同開発計画「将来戦闘航空システム(FCAS)」が中止になったことが念頭にある。
FCASでは、ドイツのメルツ首相とフランスのマクロン大統領が、エアバスとフランスのダッソー・アビエーションの間で合意に至ることは不可能だと結論付けた。
マリアーニ氏はドイツのGCAP参加に関しては、産業能力や資金面での潜在的なメリットを挙げ、プログラムにとって有益となり得ると述べた。一方で、提携の可能性について現時点でドイツ政府との接触はないとも付け加えた。
またマリアーニ氏は「産業の観点から見れば、ドイツはプラスの要素だ。強力な産業パートナーであり、資金面では欧州で最も強力だ」と指摘したが、新たな国がプログラムに参加するデメリットとして、開発に遅延が生じる可能性が高い点に言及した。
21日にはカナダがオブザーバーとしてGCAPに参加を表明した。これは創設メンバー以外への初の拡大となる。