[イスラマバード/リヤド 17日 ロイター] - パキスタンとクウェートが2023年に結んだ防衛協定の拡大に向けて協議していると、関係者5人が明らかにした。協議は初期段階で、米イラン情勢によって交渉が複雑化する可能性がある。米国の信頼性への疑義が生じる中、湾岸諸国にとっては米国を補完する役割などで、パキスタンの存在感が高まっている。

パキスタンは協定を巡り、エネルギー安全保障に関する協力を求めている。石油や燃料備蓄の増強につなげる取り組みの一環となる。

パキスタン政府当局者は、同国がサウジアラビアとの間で結んだ協定のような軍事面での強化をクウェートが求めているとした。「数千人のパキスタン軍駐留や、戦闘機やドローン(無人機)、防空システム、その他の防衛関連施設」が含まれると説明した。中東の関係者は、クウェートが防衛関連の調達などでパキスタンと協議していることを認めたが、「防衛協定となるかどうかは分からない」と述べた。

トルコとパキスタン、サウジは、3国による相互防衛協定案の策定に動いている。関係者によると、バーレーンも同様の協定に関心を示しているほか、ヨルダンも武器売買や訓練に関する協力に関心を表明しているもようだ。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。