Colin Barr Rie Ishiguro
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米財務省が14日発表した5月の対米証券投資統計によると、海外勢の米国債保有残高は9兆3710億ドルと、前月から180億ドル増加した。このうち日本の保有額は1兆1430億ドルと、前月比で670億ドルの大幅減だった。政府・日銀が為替介入を実施した時期と重なる。
一方、英国の保有額は9490億ドルと、前月の9370億ドルから増加。中国の保有額は6590億ドルで、こちらも前月の6510億ドルから増えた。
政府・日銀は4月28日から5月27日の間に月次ベースでは過去最大となる11兆7349億円の為替介入を実施している。大型連休中に複数回のドル売り/円買い介入に踏み切ったとみられている
海外勢の米国債保有残高は2月に過去最高の9兆4900億ドルに達していた。
海外勢の米短期証券保有高は、前月から435億ドル減少。市場の関心が米国のインフレ動向と、米連邦準備理事会(FRB)の政策金利への影響に集中する中で、この数字はある程度の注目を集めそうだ。
5月の対米証券投資は1320億ドルの買い越しとなった。
これにより海外投資家による過去12カ月間の長期証券の買い越し額は1兆3300億ドルとなった。5月の海外勢による米国株の買い越し額は1340億ドルで、過去1年間では9090億ドルの買い越しとなった。この間、米国株は力強い強気相場が続いていた。
長期国債の買い越し額は566億ドル、過去12カ月間の買い越し額は2900億ドルだった。
社債の買い越し額は525億ドル、過去12カ月間では4490億ドルとなった。