[北京 14日 ロイター] - 中国共産党は、馬興瑞・党政治局員を党籍剝奪とすることを決定した。習近平国家主席が「反腐敗」の取り組みを強化する中、政治局員が処分されるのは2025年以降で3人目となる。

党中央農村工作指導小組の副組長も務めた馬氏は今年4月、重大な規律・法律違反の疑いで調査対象となっていた。

新華社によると、馬氏は幹部の選任や任命を巡り他者に便宜を図ったり、他者の就職を不適切にあっせんしたりしたほか、「周囲のスタッフによる重大な規律・法律違反や犯罪の疑いのある行為を黙認し、発見も抑制もできなかった」とされる。

同氏が2021年末に新疆ウイグル自治区党委員会書記に就任した後で昇進した同自治区の複数の幹部らについてもここ数カ月で調査が行われている。

また、馬氏は違法に贈答品を受け取り、親族が市場価格を下回る価格で不動産を購入するのを手助けしたほか、性的関係を伴う権力・金銭の授受に関与したという。

馬氏は自身の職権上の影響力を親族が利用して巨額の利益を得ることを許し、大規模な「一族ぐるみの汚職」行為に関与すると同時に、多額の金品を違法に受け取っていた。新華社は金額を明らかにしていない。

馬氏のコメントは得られていない。

中国は今年1月、政治局員の張又侠・中央軍事委員会副主席を調査すると発表。昨年10月には制服組ナンバー2の何衛東・中央軍事委員会副主席が党籍剝奪処分を受けた。

中国の宇宙船・ミサイル製造大手である中国航天科技集団の幹部を経て、科学者から政治エリートに転身した馬氏は彗星のごとく頭角を現した。10年以上にわたり中国の航空宇宙産業に携わり、最も重要な宇宙プログラムのいくつかを統括した。

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