Tamiyuki Kihara

[東京 14日 ロイター] - 片山さつき財務相兼金融相は14日の閣議後会見で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本資産構成割合(基本ポートフォリオ)の変更について「策定時の環境が大きく変わったら適時適切に検証が行われるルールだ。不磨の大典ではない」と述べた。一方、主管は厚生労働相だとし、変更がある場合の具体的な内容については「いま、成長戦略で日本の価値が高まる方向に行っている。そのことからある程度ご想像いただければと思う」と述べるにとどめた。

片山氏は高市早苗政権が推し進める「成長戦略」に言及。政策の遂行によって日本円資産が有利になるとの認識を示し、「必要であれば修正が行われる可能性がある」と述べた。ただ、「基本的にはGPIFのルールや厚労省のお考えもあるので、色々としっかり相談していきたい」として具体策には踏み込まなかった。

また、記者団からGPIFなどの年金基金に触れた一連の発信が昨年9月の日米財務相共同声明と整合するのか問われると、「声明については全く変更はない。日米は相変わらず非常に緊密に話をしている」と語った。

片山氏は10日の会見で、「GPIFをはじめとする年金基金に、日本の金融資産にさらなる投資をしていただく後押しをする方策を追求したい」と発言。市場は国内債券などへの投資拡大の連想を強め、即座に円高・債券高で反応した。

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