[シンガポール 13日 ロイター] - ホルムズ海峡を通航する船舶数が12日、数週間ぶりの低水準に落ち込んだことが海運データで明らかになった。中東で船舶への攻撃が相次ぎ、米国とイランの攻撃応酬が再燃したことを受け、安全上の懸念が高まった。
ケプラーの船舶追跡データによると、12日に同海峡を通過した船舶は6隻で、5週間ぶりの少なさとなった。
海峡を出た船舶には、イラン産原油200万バレルを積んだ超大型タンカーや、クウェート産の石油製品約50万バレルを積んだタンカーが含まれる。一方、原油を積み込むために空荷のタンカー3隻が湾内に入った。ほとんどのタンカーは海峡通過時に船舶自動識別装置(AIS)を停止していた。
船舶追跡データでは、週末に海峡に入った液化天然ガス(LNG)タンカーは確認できなかった。
ケプラーのデータによると、アブダビ国営石油会社(ADNOC)が管理するタンカー1隻が10─12日の間に海峡を出た。同船はインドのダヘジ港に向かっている。
米中央軍は12日、イランに対する新たな一連の攻撃を完了したと明らかにした。精密誘導兵器を用いて複数の拠点にある数十の標的を攻撃したという。
トランプ米大統領は12日、ホルムズ海峡は商船の通航に対して開かれていると述べた。一方、イランはこれに先立ち、船舶が許可されていない航路を通航しようとしたため攻撃したとし、海峡を封鎖したと表明していた。
イランの革命防衛隊は13日、海軍が前夜にホルムズ海峡で2隻の船舶のシステムを停止させて航行を止めたと発表した。船舶の名称は明らかにしなかった。