Ayose Naranjo
[ハバナ 10日 ロイター] - キューバのマレロ首相は9日、同国のラウル・カストロ元国家評議会議長の孫へのインタビュー記事を掲載した米紙USAトゥデイの報道を受け、同国の政権内部が分断されているとの臆測を否定した。
ラウル・カストロ氏の孫であるロドリゲス・カストロ氏はインタビューで、同氏はトランプ米大統領との交渉に門戸を開いていると述べた。これを受けてキューバの権力構造内部では、どのように対米交渉を進めるかを巡って意見が割れているとの臆測が広がった。ただロドリゲス・カストロ氏自身はキューバの公職に就いているわけではない。
この報道を踏まえマレロ氏は9日、ソーシャルメディアでロドリゲス・カストロ氏の発言に異議を唱えた。
マレロ氏は「米政府代表者との間では、両国間の相違の解決を目指した対話が行われてきた」と指摘。交渉のために組成された作業チームは、ディアスカネル大統領や軍責任者、共産党責任者から信認と支持を得て、責務を委ねられていると説明した。
ただキューバ外務省の複数の高官はこれまで、米国との交渉経路は開かれているものの、両国間の関係改善へ向けた交渉はほとんど進展していないと繰り返し話している。