Promit Mukherjee
[オタワ 10日 ロイター] - カナダ統計局が10日発表した6月の雇用者数は1万8200人増加し、失業率は6.5%に低下した。予想よりやや強い内容で、貿易面の不透明感がくすぶる中でも前月の勢いを持続した。
ロイターがまとめた市場予想は雇用者数が1万人増、失業率は前月と変わらずの6.6%だった。5月の雇用者数は8万7800人の大幅増だった。
北米の自由貿易協定を巡る交渉の不確実性が引き続き企業の設備投資の重しとなっているものの、カナダ経済が米国の関税の影響を当初懸念されていたよりもうまく吸収していることを示す新たな材料となった。
カナダ経済は年率換算ベースで第1・四半期末に景気後退(リセッション)入りしたが、4月の国内総生産(GDP)は予想以上に回復した。
デジャルダンのマネジングディレクター、ロイス・メンデス氏は「2カ月連続の雇用増により、カナダ銀行(中央銀行)は来週、自信を持って金利を据え置くことができるだろう」と指摘した。
ただ、北米の自由貿易協定を巡る交渉が依然として見通しを曇らせており、中銀当局者は通商の影響を受けやすい部門について慎重な姿勢を保つとの見方を示した。